食養生と歯の構成

2020年7月16日;
歯の構成は動物ごとに異なります。
祖先が食べてきた何万年、何十万年の食事により、人間の歯の構成が出来上がっています。

人間の歯は正面から奥に向かい左右8本づつ生えています。
最初の2本は、「切歯」で草や肉を噛み切る歯です。

3本目目は、「犬歯」です。動物を捉え、切り裂くための歯です。
戦う歯の為、女性よりも男性の方が大きいです。
また非常に丈夫で根も深いです。そのため年を取っても犬歯が抜ける事は少ないと言われます。

4番・5番は「小臼歯」で硬い物を砕く歯です。骨や木の実等を砕きます。

6番・7番・8番は「大臼歯」で食べ物を磨り潰す歯です。
8番は親知らずで退化し生えてこない人もいます。また横向きに生える事もあります。

歯の構成を考えると、私達の祖先は雑食で肉類から草、穀類まで何でも食べてたと思われます。
肉食動物に特徴的な犬歯は、人間は発達していません。
また臼歯も肉食動物のように鋭くなく、草食動物の特徴で磨り潰す構造に成っています。

前歯の2本の切歯が、肉も草も噛み切る肉食・草食共通の歯と考えれば
親知らずを含めた5本は、草食動物の歯です。
完全な肉食の歯は、犬歯1本だけです。

歯の構成から考えると、6分の1の肉・魚と、6分の5の野菜・海藻が、私たちの食養生に合っていると考えられます。

臼歯の構造から考えると、人間の食事の中心は食物繊維になります。
歯と同様に人間の胃腸も繊維質を多く摂るような構造に成っていて、肉食動物より長くなっています。
加工食品は食べやすく便利ですが、繊維質が少なくなります。
私たち人間の祖先は、繊維質を多く食べていたと思われます。