グルテンアレルギー

2020年6月26日;
最近、患者さんを糸練功で診ているとグルテンアレルギーの反応を示す方が多く観られます。
グルテンアレルギーと同様に、牛乳のタンパク質であるカゼインアレルギーの方も多いです。
グルテンに反応する方は、殆どの方がカゼインにも反応します。

小麦粉の中のタンパク質であるグリアジンとグルテニンに水を加え煉るとグルテンが出来ます。
このグルテンは粘着性と弾性が特徴で、両端を引っ張っても切れにくく長く伸びます。
このグルテンの特徴を生かし柔らかい弾力のあるパンが出来ます。うどんのコシも出来ます。

また牛乳のタンパク質であるカゼインは分子量が大きく、この消化酵素を人間は持っていないため不消化のカゼインが腸内に残ります。

グルテンとカゼインが不消化を起こすと、尿中にペプチドが増えてきます。
グルテンにより生じるアレルギーは、遅延型アレルギーと言われます。通常のアレルギーとは異なります。
摂取して数ヶ月後に症状が出てきます。不眠症、うつ症状、皮膚病、胃腸症状、疲労や免疫異常など多くが報告されています。また発達障害にも影響しているとの研究報告もあります。

太陽堂では、このグルテンアレルギーを解消する食材が無いか調べて来ました。
日本よりも小麦を主食にしてきた欧米の食生活にヒントが有るのではと考えました。
糸練功にてグルテンの反応が消失する食材・薬味を調べていくと、黒胡椒で反応が消える事が分かりました。
更に糸練功によるスクリーニングを続けていくと、日本食のワサビにも同様の働きがある事が分かり、他に蛸タコやブルーベリー、レーズン、酢が緩和する反応を示します。漢方の食養生では「蛸は毒消し。烏賊は経血を流す」と成っています。タコ焼は理にかなっているかも知れません。

漢方薬の中には不思議な薬方があります。急性虫垂炎(盲腸炎)の時に劇的に効果を発揮する薬方があります。抗菌効果と言うより、腸内の化膿を剥ぎ取り綺麗にしてるのではと思えるほど効果の早い薬方です。
腸内のグルテンやカゼインを掃除をするのではと考え糸練功でチェックすると、その中の一つの構成薬味に反応が有りました。
太陽堂では、遅延型アレルギーが原因や誘因となっていると思われる患者さんに応用しています。

追加ですが、牛乳の乳糖は腸内でグルコースとガラクトースに分解されます。
この分解酵素ラクターゼは大人になると通常は消失します。ラクターゼの消失した人間が乳糖を摂ると消化分解できません。分解できなかった乳糖は、目の水晶体等に蓄積し若年性白内障などの原因にもなります。
人間を含め哺乳動物の中で、当然変異をし大人になってもラクトースを持っている割合が多いのは白人です。
黄色人種ではラクトースを持っていない人が多いです。牛乳を飲んで胃腸の調子が悪い人は避けた方が良いかもしれません。