玄米食「食養生として」

2020年8月31日;
「三白の害」と言われて久しいです。
白砂糖、白米、塩です。
玄米を精米したのが白米です。

2000年前から玄米は漢方薬として使用されてきました。
激しい口渇を訴える糖尿病に使用する白虎加人参湯には、構成薬味として粳米(ウルチマイ)があり玄米を入れます。
玄米の働きは「寒・潤・降・散」です。
潤の働きで口渇を抑え、降の働きで血糖値を下げます。

玄米を使うことにより、様々なお病気が良く成ります。
玄米食は、高血圧や肥満症、多血症・瘀血証、糖尿病などに効果が有ります。

玄米は漢方薬の上薬・中薬の正常化作用ではなく、化学薬品と同じ一方的な働きの下薬と同じ動きをします。
(※上薬・中薬・下薬に関しては東洋医学の正常化作用をご覧ください。)
もし低血圧や痩せ型、貧血症の方が玄米食を続けると、どうなるでしょうか?
妊娠中の場合だと、玄米の降の働きで流産しやすくなります。
玄米は食品であると同時に薬効のある「下薬」に該当します。

玄米にはフィチン酸と言うアクが有ります。
フィチン酸は体内の重金属やミネラルを体外へ排泄します。
体調が改善したら、玄米食を止めます。1~3ヵ月が目安です。強実証(体力的・体質的に非常に充実した)の人でも6ヵ月が目安になります。

玄米食を続けると、身体に必要なミネラルまで排泄し続けます。
骨はミネラルの塊です。骨粗しょう症も進みます。

日本人は食養生として元禄時代に玄米食を辞めています。
玄米は素晴らしい食・漢方薬です。しかし食べた方が良い人も居れば、食べてはいけない人も居ます。
誰でも、いつでも良いわけではありません。

玄米は玄米の働く場が有るのに・・・
漢方の素晴らしいい薬味である玄米の薬効を無視し、玄米を誰にでも推奨するのは玄米に失礼です。
毎日食べるお米は7分付、5分付がお勧めです。