漢方薬の働きは限局的 No.8

2021年8月25日;(写真は 大分県国東半島 熊野摩崖仏 横の仏像です)

漢方薬は内服なので全身に効く ??? No.8

すべての漢方薬が全身に効くわけでは有りません。むしろ全身に効く漢方薬の方が少ない。」と思われます。

  1. 漢方薬の働きは限局的 No.1
  2. 漢方薬の働きは限局的 No.2 越婢加朮湯、麻黄
  3. 漢方薬の働きは限局的 No.3 葛根、防已
  4. 漢方薬の働きは限局的 No.4 駆瘀血剤。桃仁、牡丹皮、丹参
  5. 漢方薬の働きは限局的 No.5 補血薬。当帰、川芎
  6. 漢方薬の働きは限局的 No.6 柴胡剤
  7. 漢方薬の働きは限局的 No.7 瀉心湯
  8. 漢方薬の働きは限局的 No.8

コラムでNo.1~No.7まで書きました様に、全身に効く漢方薬は殆どありません。
患者さんの病因(病気の原因)の気毒・血毒・水毒が何処にあるかで漢方治療は変わります。

症状で漢方治療を決めるのではありません。症状で病因と病位(三焦、表裏)を決めるのです。

三焦・表裏が解ると三陰三陽の病位(太陽・少陽・陽明・太陰・少陰・厥陰)が決まります。

病因が三焦の上焦・中焦・下焦のどこに在るか。表裏の表・半表半裏・裏のどこなのか。
足の浮腫みの原因でも上焦の心機能か、中焦の肝機能か、下焦の腎機能か。
同じ病名でも三焦が異なれば。表裏が異なれば。東洋医学の治療法は変わります。

三焦と表裏の概念が無い治療法に頼っていては再現性が有りません。
東洋医学の治療法を決める上で三焦理論、表裏理論がいかに大事かです。