漢方薬の働きは限局的 No.1

2021年8月12日;(写真は 大分県国東半島 熊野摩崖仏 参道入口です。)

漢方薬は内服なので全身に効く ??? No.1

漢方薬は内服ですので全身に効くと思われることが多いです。

東洋医学では身体を部位ごとに三焦(上焦・中焦・下焦)に分ける方法と表裏に分ける方法があります。
内外と言う見方も有ります)
上焦は、鳩尾から上部分。心臓、肺、口腔、脳血流など
中焦は、鳩尾から臍まで。肝臓、胆嚢、胃、十二指腸、膵臓、脾臓など
下焦は、臍以下部分です。小腸、大腸、腎臓、卵巣などの生殖機能など

は、皮膚や筋肉、骨格などです。
は、内臓や心臓、腎臓、血管系、内分泌、骨でも骨髓の造血機能などは裏に成ります。
半表半裏は、表と裏の中間、又は表と裏の両方の症状が出ている時などです。

すべての漢方薬が全身に効くわけでは有りません。むしろ全身に効く漢方薬の方が少ない。」と思われます。
東洋医学は症状に対する標治法という対処療法も有りますが、基本的には本治法と言われる原因療法が主です。

例えれば症状が顏(上焦)のニキビでも卵巣(下焦)のホルモンが原因なら、下焦の卵巣に働く漢方薬(桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、温経湯など)に薏苡仁を追加し使用します。
同じニキビでも解毒能力に問題があるなら、肝臓を含む中焦の漢方薬(温清飲、荊芥連翹湯、十味敗毒散、荊防敗毒散など)を使用します。

例え上焦の病でも、病気の原因(気毒・血毒・水毒の病因)が中焦や下焦にあるならば、中焦・下焦の漢方薬を使うのが東洋医学の本治法です。

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