風毒塊(フウドクカイ)

2022年2月10日;(写真は インドネシア バリ島 フォーシーズンです。)

甲把南栄先生の腹診の風毒塊に反応するのは、ウイルスとカンジタ菌です。白癬菌は反応しません。同じ真菌でもカンジタ菌と白癬菌は風毒塊で診るかぎり、全然別物になります。

アトピー性皮膚炎の漢方治療していると真菌感染症を伴っているのではと思われることが多いです。特にステロイド剤の塗布を続けた方に多いようです。
アトピー性皮膚炎が原因で、水性と油性で出来る皮脂膜による皮膚免疫力が落ちたのか。ステロイド剤にて免疫力が落ち菌交代現象が起きたのか分かりません。

真菌に感染した部分は痒みが増します。
特に湿度の高い梅雨前後が最も痒みが酷くなるのも特徴です。
痒みで掻く事により、本来のアトピー性皮膚炎も悪化します。

そのため本来のアトピー性皮膚炎の漢方治療以外に真菌の治療もしないといけません。
皮膚科でもステロイド剤と抗真菌剤を混ぜて外用にて治療される場合があります。

また皮膚真菌症には消風散(ショウフウサン)が適応します。
消風散で皮膚真菌症の治療をしたことがあります。数ヶ月治療しても殆ど変わりませんでした。
糸練功(シレンコウ)で真菌症に消風散が適応になっても漢方内服で治療すると、おそらく数年かかると思われます。
真菌の部分はスクアレンの外用が適応します。但し、スクアレンは内服では真菌や緑膿菌には効果が見られないと感じます。