漢方薬の副作用発現率

2021年9月29日;(写真は大分県竹田市久住町 久住高原 童心回帰農場の芝すべり 草ソリです。)

30年ほど前に小柴胡湯(ショウサイコトウ)で間質性肺炎の副作用がテレビや新聞で報道されました。そのニュースに驚いたのを覚えています。
それまで漢方薬による副作用は胸焼けや下痢などの胃腸障害や軽微なものしかなかったと思います。

その後発表された副作用の発現率を参考に載せます。
1995年発表「漢方薬の副作用発現率」富山医科薬科大学 寺澤教授
胃腸障害 1/100
薬疹 1/1000
肝機能障害 1/10000
低カリウム血症 1/1000
間質性肺炎 1/70000

本来の漢方薬は、東洋医学の証に合わせて運用されます。
しかし、ダイエットで防風通聖散(ボウフウツウショウサン)がブームになると防風通聖散の副作用が増えます。
化学薬品の副作用防止で小柴胡湯が使われると小柴胡の副作用報告が増えます。

漢方薬の原料の質が以前より随分と悪くなっていると感じています。
原料品質の問題も漢方薬の副作用が増加している一因だと思われます。

漢方薬の品質を保ち、次の世代に漢方医学を伝えるため、私達は原料を選別し薬局内で製造し煎じ薬を中心に提供しています。
またエキス剤などでも原料の質が良いと判断した製薬会社を選ぶようにしています。