治療原則「壊病(エビョウ)」

2021年3月11日;(写真は 白馬  リーゼンスラローム です。)
治療原則「兼病(ケンビョウ)」から続きます。
今回は壊病(エビョウ)です。

壊病とは破壊された病、俗にこじれた病のことです。
誤治(間違った治療法)を繰り返す事により、元来の正証(こじれていない病)が崩れてしまった病です。慢性病で罹患期間の長い患者さんには壊病の方が割合に多く見られます。

壊病(エビョウ)も参考にして下さい。

治療は誤治による症状が強ければ、まず症状を取り正証に戻す事から始めます。
正証では、治療の糸を引けば病が寛解し良くなります。
壊病では、もつれた治療の糸を引っ張ると余計にもつれます。まず糸をほぐす事から始めます。

1つの病態を治療をすると次の病態が現れ、次の病態を治療すると更に次の病態が現れる事があります。
不思議な事に一番浅い病態と一番深い病態を治療すれば、幾つもある途中の病態は自然に解消・消失します。

どうしても治療に迷う時は「怪病(カイビョウ)は痰(タン)として治(チ)せよ」です。
水毒を考えると解決できる場合があります。「水は怪なり」です。