漢方薬の毒とは

2021年8月6日;(写真は 箱根 大涌谷です。)

漢方薬の毒とは

東洋医学の毒

漢方では副作用と言う言葉はありません。
毒あり、毒なしと「毒」と言う言葉を使います。
では漢方で言う毒と副作用の違いは何でしょう。
年配の方の中には「三白の害」を覚えていらっしゃる方も多いと思います。漢方では白砂糖、白い塩、白米にも毒ありと考えます。
長く10年、20年食べ続けた時、漢方薬を飲み続けた時、身体にマイナスになるかどうかで判断します。

上薬、中薬、下薬


漢方薬には上薬・中薬・下薬があります。
下薬は毒があるから急性病に対応し、中薬は毒が少ないから慢性病へ、上薬は毒が無いため健康で長生きするため服用します。
昔、黄帝内経が書かれた1800年前は1種類の上薬で薬酒をつけています。そして数種の薬酒を使い分け、毎日少しづつ飲んで健康維持や病気予防、初期の病気の治療をしていました。そして薬酒で治らない時に初めて漢方薬を使用しています。

東洋医学は経験医学ですので、何百年と人々が服用、或いは食べて毒があるかどうか判断してきています。現代薬理学の副作用とは感性が異なります。

食毒と食効(食事の効果)

塩は鹹(シオカライ)です。鹹の味には潤の働きがあります。
肉体労働や運動などで発汗を多くする人は、脱水を防ぐため潤の鹹を多くします。
逆に浮腫みのある人は鹹を減らします。
潤の働きが身体に有効になる場合と、逆に潤の働きが身体に有害になる場合があります。

白い塩でも天然塩でも岩塩でも鹹・潤は変わりません。
潤の働きを理解した上で、より良い塩は何なのか求めます。
「潤」の働きを「燥」の食材で調和・中和するのが食養生です。漢方薬でも同じです。