福岡の漢方コラム

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「理論」の記事一覧

標本治療にて思う事

2022年2月5日;(写真はインドネシアバリ島です。) 標本治療(ヒョウホンチリョウ)に於いて症状が出ている病態が標治部です。本治部は病の原因部分ですので、表面に証として現れていない場合も多いです。 標治部だけでなく本治 […]

処方内の標本治療

2022年2月4日;(写真はインドネシアバリ島です。) 漢方には標本治療法(ヒョウホンチリョウホウ)があります。標治部(ヒョウチブ)と本治部(ホンチブ)を同時に治療する方法です。 標治部は症状の強い部分、本治部は病の原因 […]

地竜(ジリュウ)のアンコ

2022年2月3日;(写真はインドネシアバリ島です。) 地竜はミミズを乾燥した動物薬です。解熱薬として用います。他に気管支の痙攣を抑えることによる気管支拡張作用、降圧作用、溶血作用、後遺症の改善などに使われる場合がありま […]

先祖返り

2022年2月2日;(写真はインドネシアバリ島です。) 30年程前、末期がん患者さんの貧血に対応したことがあります。私の知る限りの漢方処方を考えました。しかし、どれも上手く適応しませんでした。 その当時に勉強してた書物に […]

桂麻三兄弟(ケイマサンキョウダイ)

2022年2月1日;(写真はインドネシアバリ島です。) 桂麻各半湯(ケイマカクハントウ)は甘草麻黄湯(カンゾウマオウトウ)の加味方でもありますが、桂枝湯(ケイシトウ)と麻黄湯(マオウトウ)の1:1の合方です。桂枝湯証は悪 […]

お茶で飲む漢方薬

2022年1月27日;(写真はインドネシアバリ島です。) 年配者の咳で、湿咳は五虎湯(ゴコトウ)、乾咳には麦門冬湯(バクモンドウトウ)とよく言われます。また麦門冬湯は妊娠中に咳の出る妊娠咳の妙薬とも言われます。即効性です […]

小陥胸湯ショウカンキョウトウ

2022年1月26日;(写真はインドネシアバリ島の夕焼け4です。) 「肺がん」のところでご紹介しましたが、肺がんの咳には麦門冬湯(バクモンドウトウ)を使うことが多いです。 肺がんが進行すると胸水が貯まることがあります。肺 […]

麦門冬湯の人参の使い分け

2022年1月25日;(写真はインドネシアバリ島3です。) 「麦門冬湯バクモンドウトウ」から続く 白人参(シロニンジン)は、白参(ハクジン)と呼ばれ甘い人参です。脾の臓に配当され潤(ジュン)で升(ショウ)で温(オン)で補 […]