病気の進行が解る4「少陽病_往来寒熱1」

2021年2月6日;(写真は博多の総氏神様 櫛田神社 です。)
病気の進行が解る3「太陽病_悪寒発熱」から続く
オレンジ色は、理解すれば誰でも解る三陰三陽のシグナル。シグナルは可能性と考えて下さい。

太陽病「悪寒発熱」の次の病位は少陽病です。少陽病は病邪が裏(内臓)に入りだします。
東洋医学では、身体を3つに分けて病の状態を診ていきます。上焦(鳩尾から上)、中焦(鳩尾から臍)、下焦(臍より下)の「三焦」(臓腑の三焦とは異なります)です。

陽病は上から下へ進行していきます
太陽病は上焦の病が多く、少陽病は中焦の病、陽明病は下焦の病へと移っていきます。

また表裏の概念では、表は上焦の病に属し、裏は下焦の病に属します。
表裏に関しては「表裏と舌診・脈診」を参考にして下さい。

一般に太陽病は表、少陽病は半表半裏、陽明病は裏と言われます。
しかし漢方の古典である傷寒論には「半表半裏」と言う概念や記述はありません。表と裏だけです。
太陽病は表証、陽明病は裏証、表証も裏証も症状があるのが少陽病と規定されています。
半表半裏は後世に創られた概念です。

腹証としては胸脇苦満が特徴になります。胸脇苦満とは乳首の真下付近で第12肋骨(1番下の肋骨)の下側から上に向かい手(指先でえぐる様に)で圧迫します。
その時に苦しければ自覚的胸脇苦満、右側と左側で指の入り方が異なる時は、入りにくい方に他覚的胸脇苦満が有ります。

病気の進行が解る5「少陽病_往来寒熱2」に続く