病気の進行が解る11「体質的な病位と食養生」

2021年2月18日;(写真は 金沢城 兼六園 です。)
病気の進行が解る10「太陰病_無熱・手掌煩熱2」から続く
オレンジ色は、理解すれば誰でも解る三陰三陽のシグナル。シグナルは可能性と考えて下さい。

体質的な病位

「太陽病は表寒」、「陽明病は熱証」、「少陰病は心臓機能まで低下した陰証」です。どれも生きて行くには激しく厳しい状態です。
それらと比較すると、少陽病と太陰病は少し落ち着いています。そのため多くの人が、病気でない日常生活を体質的には少陽病位か太陰病位で生きています。

実証(ガッチリ、筋肉が締まって、寒さに強い、舌が乾燥・・・他)と言われる人は陽証の少陽病位。
虚証(痩せ型、筋肉が柔らかい、寒がり、舌が湿っている・・・他)と言われる人は陰証の太陰病位です。

少陽病位で実証の人は限りなく陽明病位に近くなります。逆に少陽病位で虚証の人は限りなく太陰病位に近くなります。
神経痛や痛みなどの表寒の疾患を除くと、慢性病でも少陽病位と太陰病位の患者さんが圧倒的に多くなります。

食養生では少陽病位の陽証・熱証の人は、生野菜や少しアク・苦みのある食材を多くします。
逆に太陰病位の陰証・寒証の人は、火を通した温野菜を多くし、アク抜きを十分にします。そして酢や生姜料理、味噌料理など身体を温める食材を増やしていきます。

陽明病の白虎湯には、粳米(玄米)が薬味として入ります。玄米を常食できるのは、陽明病位の熱証の人だけです。

本来の意味の陰病は、太陰病の次の少陰病から始まります。

病気の進行が解る12「少陰病_悪寒・四肢厥冷1」に続く