望診 誰でも判るNo.1「爪」

2020年8月18日;
漢方の診察方法は四診(望診、聞診、切診、問診)です。
目で見て判断するのが望診です。

今日は望診で爪の診方をご紹介します。
ご自分の爪を診てみて下さい。

爪は伸び入れ替わるのに約半年掛かります。
爪は皮膚の変化した組織です。
そのため過去半年間の身体の状態の記録が残されています。

1.小爪
爪の生え際の白い半月部分です。
次の爪に成長する若い爪です。親指は大きく小指になると小さくなります。
小爪が大きい人は、新陳代謝が活発です。

2.爪の縦シワ
爪の栄養状態を診ます。
爪は皮膚の変化したものですので、皮膚の栄養状態が分かります。
縦シワは老化でも入ります。また皮膚の栄養素であるビタミンB2・B6やタンパク質ケラチンなどの不足で縦シワが出来ます。
野菜不足、良質なタンパク質を多く摂ります。

3.爪の横シワ
爪の入れ替わりに半年かかると考えれば、真ん中付近に横縞があるのは3ヶ月前に身体に異変が有ったと考えられます。
発熱やその他の病気、ストレス、強い疲労等が考えられます。

4.スプーン爪
スプーン匙の様に爪の真ん中が凹んだ爪です。
乳幼児では普通に見られます。小学生以上である場合、爪への血流不足が考えられます。まず貧血を疑います。

5.ばち指
スプーン爪とは逆に付け根付近より盛り上がった爪です。
親指から膨れだし他の指の爪も膨れていきます。
肺がんや肝硬変など重篤な病が原因の可能性もあります。

6.爪の黒い線
老化やストレス、他の原因でも生じます。
黒い線が濃くなったり、濃淡があったり線の太さに変化がある時は、悪性のメラノーマの可能性もあります。

明日は「望診 誰でも判るNo.2 耳」です。