ツーメタルコンタクト

2021年3月2日;写真は 五気(熱温平涼寒)を診る金属板 です。
前回の肉体は電気的信号・刺激で動くから続きます。

漢方・鍼灸の大家であった間中喜雄先生が経脈や経穴の補瀉を診るために開発されたのが、Two Metal Contact(ツーメタルコンタクト)で異種金属を使った方法です。

異種金属としては銀と銅が使われます。
銀と同じような働きをする金属はアルミニウムや亜鉛です。
また金と同じような働きをする金属が銅です。

塩水に銅とアルミを入れるとイオンが発生し電気が生じます。
人間の皮膚の汗に塩分が含まれていることを考えれば、銅板とアルミ板に反応することは当たり前と言えば当たり前の事です。

これらの異種金属には電位差があり、それぞれ補瀉に反応します。また経穴に使用すれば補瀉の治療にも応用できます。

入江正先生は補瀉を寒熱に応用し、漢方薬の五気(熱温平涼寒)の判断方法を考案されました。
同様の方法で患者さんの肉体の寒熱の状態も診ることが出来ます。例えば

  1. 腹部中焦に熱証(少陽病位)があり、四肢に寒証があれば四肢厥逆だと判断できます。四逆散証です。
  2. 腹部下焦に熱証(陽明病位)があり、下半身を主とする四肢に寒証、更に上焦から顔面に熱証があれば上熱下寒です。瘀血証と判断出来ます。
  3. また腹部の中焦・下焦が寒証(太陰病位)であり、心臓も寒証(少陰病位)なら少陰病と判断されます。

間中喜雄先生のX-交差治療法に続く